宣材撮影用のヘアメイクとは?アイプチ・カラコン・つけまの注意点も解説

編集者小泉 愛理

編集を担当いたしました

カメラマン / パーソナルカラー診断士北川 千尋

執筆を担当いたしました

宣材写真は、オーディションの審査員などに、自分が「いかに役柄に適しているか」を判断してもらうための写真です。

写真を通して、好印象を与えることができなければ、仕事のオファーやオーディションの成功を得ることはできません。

第三者にいい印象を与えるためには、ヘアメイクにこだわることも非常に重要なポイントです。

あなた自身の素材のよさや個性を活かすヘアメイクで、印象に残る宣材写真を撮影しましょう。

宣材撮影用のヘアメイクとは?注意点も解説

宣材写真を撮る際、普段通りのヘアメイクではあなたの魅力を充分に引き出すのが難しいこともあります。

この記事では、宣材写真用のヘアメイクについて、気をつけるポイントなどを詳しく解説していきますので、宣材撮影を成功させたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

第三者から見てナチュラルで好印象であること

宣材写真のヘアメイクは、清潔感があってナチュラルであることを意識しましょう。

個性的なヘアメイクは印象に残るかもしれませんが、審査員が見たいのはあなたの素材そのものであることを忘れてはいけません。

そのため、宣材写真を撮るときのメイクは、ナチュラルメイクが基本です。

特に、ベースメイクは顔全体の印象を大きく左右するため、宣材写真において気をつけたいポイントのひとつといえます。

肌をきれいに見せることにより、見る人に清潔感や健康的な印象を与えやすく、白く明るい肌も同様の効果があるとされています。

そのため、宣材撮影をする際は、男女問わず、下地・薄付きのファンデーション・コンシーラーなどを使用して、シミやシワをカバーしましょう。

また、オーディションなどで審査員の目に留まりたい気持ちから、奇抜な髪色やヘアスタイルをしたくなりますが、悪目立ちとなり、逆効果になってしまいます。宣材写真は、あなたの魅力が引き立つようなシンプルな髪型で撮影に臨みましょう。

目的や趣旨にあっていること

芸能関係での宣材写真は、ドラマやCMの配役を勝ち取るため、また、キャスティングのオファーを受けるために非常に重要なツールです。

これらは、自分らしさと清潔感をアピールし、配役や仕事を任せたくなるような印象を与えるヘアメイクが求められます。

そのためには、応募するオーディションの内容や目指す役柄に合わせてメイクをすることも重要です。

たとえば、クール系の配役を目指す場合は、かっこいい雰囲気が感じられるよう寒色系のアイシャドウを使用するなど、イメージに合ったメイクを施すとよいでしょう。

また、メイクだけでなく、ヘアスタイルも同様に目的や趣旨に合わせて適切に調整することが大切です。

このように、写真を撮る目的に合わせて髪型やメイクを変えることで、イメージが伝わりやすく、好印象になります。

顔のパーツや輪郭が鮮明にわかること

宣材写真は、募集している人材と、あなたの顔立ちや雰囲気がマッチするかを確認するためのものです。

そのため、目が前髪で隠れていると、あなたの容姿や特徴が分からず、適切に判断することが難しいうえに、清潔感に欠けた印象を与えてしまうかもしれません。

そのような事態を防ぐため、顔や顔周りを隠さないように注意が必要です。

目もとやフェイスラインがはっきり分かる髪型を選ぶことで、あなたの素材そのものの魅力が伝わりやすくなります。

また、髪の長さが分かる髪型にすることで、役柄へのイメージがつきやすいため、アップスタイルよりダウンスタイルがおすすめです。

このように、宣材撮影の際には、顔のパーツや輪郭が分かるシンプルな髪型を心がけましょう。

気をつけるべきメイク法やアイテム

宣材写真は、あなたの実際の姿を見る代わりに提出する写真となるため、実物のあなたを見て評価するのと同様に判断がつくものでなくてはなりません。

そのため、基本的に写真と実物のギャップは避けるべきです。

特に、アイプチ・カラーコンタクト・つけまつげを使用すると、ギャップが生まれやすくなるので注意が必要です。

ここからは、メイクにおいて気をつけたいポイントを詳しく解説していきます。

アイプチ

宣材写真のメイクでは、ナチュラルメイクが基本のため、アイプチを使って二重にするのは逆効果となる可能性があります。

一重のままの方が自然な表情を作りやすく、好印象を与えやすいため、男性も女性もアイプチを使用せずに、自然な一重で撮影するのがおすすめです。

「それでもアイプチを使いたい!」という人は、アイプチの使用についてカメラマンやヘアメイクスタッフと相談し、違和感や盛りすぎではないかを確認してもらうとよいでしょう。

カラコン

カラーコンタクト(以下、カラコンとする)を使用すると、瞳が不自然に大きく見えたり色が変わり、印象が大きく変わるため注意が必要です。

もしもカラコンを使う場合は、自然な印象の黒や暗いブラウンを選ぶようにし、青や緑などの奇抜な色は避けた方がよいでしょう。

また、フチのあるカラコンは実際の瞳のイメージと異なる違和感を与えてしまう可能性があるため、できるだけシンプルで、フチのないものがおすすめです。

このように、カラコンをつける場合は、相手にどのような印象を与えるかを意識し、自分のイメージを変えないように気をつけましょう。

つけまつげ

宣材写真において、派手なメイクは基本的に好まれませんが、ナチュラルなつけまつげは顔の印象をよくしてくれることもあります。

日本人のまつげの平均長さは6.8mmであるため、つけまつげの長さは7.0~9.0mmだと目を自然に大きく見せてくれます。

また、太さは0.15mmを選ぶことで、目元がくっきりと自然に映るのでおすすめです。

つけまつげを使用する際は、アイシャドウの塗り方やアイライナーの引き方にも注意を払い、濃すぎない自然なスタイルを心がけましょう。

プロのヘアメイクはすべてを叶えてくれる

宣材写真は、俳優や女優を目指す人にとって、芸能活動の第一歩となる重要なツールです。

そのため、宣材写真を撮る際のヘアメイクは、好印象を与えることができるよう、盛りすぎず、かつ、ナチュラルすぎず、適度に作り込む必要があります。

ヘアメイクは、自分でおこなうこともできますが、セルフだと理想とする仕上がりにならなかったり、予想以上に時間がかかってしまうこともあるため、ヘアメイクに自信のない人は、プロに任せるのがおすすめです。

プロのヘアメイクに依頼することで、客観的な視点から自分では気づかない魅力を引き出してくれるでしょう。

また、宣材写真の目的や希望するイメージをヘアメイクに伝えることで、より理想の仕上がりに近づけます。

たとえば、特に強調したい顔のパーツやカバーしたい部分、理想のヘアセットや雰囲気などの詳細を伝えるとよいでしょう。

プロのヘアメイクに依頼すると、多少の費用がかかりますが、将来仕事を獲得するための投資と考えてお任せした方が安心です。

宣材撮影のヘアメイクに悩んでいる人は、プロの技術を活用して、満足のいく撮影を実現しましょう。

さらに魅力的な宣材写真にするために

目指す役柄や目的に合ったヘアメイクをおこなうことが宣材撮影の成功の秘訣です。

さらに、より魅力的な宣材写真にするためには、ヘアメイクに加え、写真の構図も重要となります。

適切な構図で撮影することにより、あなたの魅力が際立つ表情やポージングを写し出すことができるでしょう。

この記事では、宣材写真撮影の基本構図について詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

構図についてのコラムは現在準備中です。
→ポーズの記事は、現在準備中です。
→職種や用途の気には、現在準備中です。

自分に合ったヘアメイクで宣材撮影を成功させよう

この記事では、宣材写真におけるヘアメイクの重要性について解説しました。

宣材写真を撮る際のヘアメイクは、盛りすぎないように、かつ、あまりにナチュラルになりすぎないように、バランスを取ることが重要です。

オーディションの審査員に抱いて欲しい印象や、自分の見せたいイメージを事前にしっかりと練ってから、ヘアメイクをおこなうことで、理想の仕上がりに近づけることができます。

撮影本番は、相手にどのような印象を与えるかを意識しつつ、自分の魅力を最大限にアピールしましょう。

この記事はわたしたちが制作しました
編集者小泉 愛理

この記事の編集を担当いたしました。Webライターとして10年弱活動してきた経験を活かし、編集者としてより読みやすい記事作りを心がけています。

カメラマン / パーソナルカラー診断士北川 千尋

この記事の執筆を担当いたしました。フォトスタジオでは、おもにカメラマンとして撮影をさせていただいており、パーソナルカラーコンサルティングも担当しています。実務で培った経験を元に、読者のためになる情報をお届けします。

電話予約・相談はお気軽に

050-8892-2723

8時〜22時(年中無休)

電話予約
よくある質問
Web予約
ギャラリー
LINE相談