キッズモデル・子役必見!効果的な宣材写真の撮り方

EDITOR小泉 愛理

編集を担当いたしました

ENGINEER / WRITER首藤 藍子

執筆を担当いたしました

子どもの宣材写真は、性格や個性をしっかりと表現し映し出すことで、その子の素質をアピールすることができます。そのためには、細部にこだわり、効果的な撮影をおこなうことが重要です。
また、子どもの成長は早いため、宣材写真は1〜2年ごとに更新することをおすすめします。

この記事では、子ども向けの宣材写真に最適な構図・ポーズ・表情の作り方を具体的に解説し、お子様の魅力をさらに引き出す撮影のポイントを紹介します。

宣材撮影の基本の2構図

宣材写真は、一般的に全身とバストアップをひとつずつ撮影します

宣材の撮影は、基本的に正面からおこないますが、オーディションの内容に応じて、うしろ姿や側面からの撮影も求められることがあります。応募するオーディションの募集要項を確認し、適切な構図を選ぶようにしましょう

ここからは、子どもの撮影において注意すべきポイントをくわしく説明します。

バストアップ

笑顔の子どもの写真_バストアップ

バストアップ写真は、胸より上の部分を確認する写真として扱われるため、表情や顔のパーツが鮮明に映ることが重要です。
この構図では、目もとやフェイスラインがはっきりと見えるヘアメイクが適しています。

キッズモデルや子役の年齢に明確に決まりはありませんが、一般的には幼児から小学校高学年くらいまでを指します。この年齢の子どもの場合、過度なメイクアップは不要ですが、前髪や顔周りの整え方には特に注意をはらいましょう。こうすることにより、自然で魅力的な表情を引き出すことができます。

全身

全身の宣材写真は、頭の先からつま先までを含めた全体のバランスを伝える写真として提出します
この構図では、手足の長さや髪の長さがしっかりと確認できるため、プロポーションがわかるように撮影をしましょう。

また、全身を撮影するときであっても、表情が確認されないわけではありません
表情がいきいきとしているかどうかが写真全体の印象を左右しますので、意識してみましょう。

基本的な構図の考え方は大人と同様となり、以下の記事でさらに詳しい説明をおこなっていますので、ぜひご参照ください。

→構図のコラムは現在準備中です。

宣材撮影に適したポーズと表情

キッズの宣材撮影は、子どもらしさを前面に出したナチュラルなポーズと表情が大切なポイントです。

特に小さなお子様の場合は、アーティスト写真のような洗練されたスタイルよりも、役柄やオーディションの内容に合わせた自然体の表現が求められることが多いでしょう。

お子様の魅力が審査員にしっかり伝わる宣材写真を撮影するためのポイントをくわしく解説します。

子どもならではのポーズ

キッズの宣材写真で子どもらしい魅力を引き出すためには、顔立ちやスタイルが際立つポーズをすることが重要です。特に、全身写真では、手や腕が身体のラインを隠してしまうため、腕を体の前やうしろで組むポーズは避けた方がよいでしょう。

また、ご自宅でポーズを練習するときは、鏡の前でおこなうことをおすすめします。
このとき、お子様がひとりで練習するのではなく、ご家族も一緒に姿勢などを確認し、お子様に最適なポーズを研究しましょう
さらに、スマートフォンで撮影し、本番の撮影前に写真写りを客観的な視点で確認するのもおすすめの方法です。

それでは、キッズの宣材写真におすすめのポーズを男女別に紹介します。

男の子におすすめのポーズ

  • 腰に手を置く
  • 片足だけをさりげなく正面より少しななめに出す
  • 腕を組む
  • 腕を組んで、片方の手をあごにそえる

女の子におすすめのポーズ

  • 手をうしろで組む
  • 足をクロスする
  • 両手で頬をおおう
  • OKポーズを作る

好印象をもたれる表情とは?笑顔のコツを解説

宣材写真における子どもの表情は、大人の宣材写真と同じように、性格や個性を映し出すうえで非常に重要です。そのため、写真からも本来の魅力が伝わるよう、表情には細心の注意をはらって丁寧に撮影をおこなう必要があります。

ただし、初対面のカメラマンに対して表情を作るのは難しいかもしれません
特に子どもは撮影環境に緊張しやすいため、これから紹介するポイントを押さえてから撮影に臨んでみましょう。

ここからは、自然で魅力的な笑顔を作るための具体的な方法と、子どもならではのアプローチを解説していきます。

口角を上げる

口角を上げることで、子どもの宣材写真にポジティブで明るい印象を与えることができます。歯並びに自信がある場合は、思い切り笑って上の歯を見せることも効果的ですが、下の歯は隠れるように注意しましょう。

反対に、歯が生えそろっていない、または歯並びに自信がない場合でも、口を閉じたほほえみで表情を工夫することで、魅力的な写真が撮れます。
特に、歯が生え揃っていないことが多い幼児の場合は、口を完全に閉じたほほえみがおすすめです。

表現したいイメージによって目もとの表現方法を変える

子どもらしい印象の写真を目指す場合は、目もとも柔らかい印象になるように、自然に笑うことがポイントです。

一方で、強い意志やより印象的な表情を求める場合は、目を意識的に大きく開いて撮影すると効果的です。この僅かな変化が写真全体の表情を大きく左右するため、撮影するときのポーズと一緒に表情づくりも考慮するとよいでしょう。

練習や自撮りで確認する

笑顔の作り方は人それぞれ異なるため、自分に合った方法を見つけることが大切です。
そのためには、練習や自撮りを活用して、宣材写真に最適な表情を把握しましょう。こうすることにより、本番の撮影に自信を持って臨むことができます。

また、撮影を成功させるためには、リラックスし、本来の魅力的な笑顔を引き出すことが欠かせません。練習を重ねることで、より自然で魅力的な表情をカメラに向けることができるようになりますので、ぜひ試してみてください。

キッズモデル・子役でもヘアメイクは必要?

シャシンクでは、キッズモデルや子役の場合でもヘアスタイリングやメイクアップをおすすめしています。
特に重要なオーディションや宣材写真の撮影では、髪型やメイクが印象に大きな影響を与えることがあります。ただ写真を取るのではなく、好印象につながるように身だしなみを整え、持ち前の魅力を引き出しましょう

男の子のヘアメイク

男の子のヘアメイクは、顔周りをすっきりとさせて清潔感をアピールするのがポイントです。
メイクアップは眉の毛流れを整えたり、唇にリップクリームやリップグロスを塗り、保湿するだけでも健康的なイメージを演出できます。
眼力を強調したい場合は、ほんのわずかにアイラインを引いたり、眉を描き足すこともあります。

ヘアセットは、自然な毛流れを活かし、櫛やブラシで梳かしましょう。
前髪は目にかからないようにしたり、サイドの髪は耳にかからない長さにするか耳にかけるなどして、顔を隠さないようにします。
幼児のヘアセットではあまりスタイリング剤を使いませんが、髪質や動きで髪型のキープが難しいときは、適宜使用することもあります。ただし、子どもの髪はやわらかく、スタイリング剤をつけすぎるとベタついて見えてしまうため、分量に注意しましょう
スタイリング剤が必要な短髪や、オーディションで志望する配役が決まっている場合は、イメージに合わせてワックスやグリスなどでスタイリングすることもあります。この場合も清潔感を失わないように、少量ずつスタイリング剤を使用しましょう。

女の子のヘアメイク

女の子のヘアメイクも、顔周りをすっきりとさせて清潔感をアピールしましょう
眉の毛流れを整えたり、唇にリップクリームやリップグロスを塗り、健康的なイメージを演出します。眼力を強調したい場合は、ほんのわずかにアイラインを引いたり、眉を描き足しますが、やりすぎはNGです。あくまでも子どもらしさを失わないようなメイクアップにとどめましょう

髪は、櫛やブラシで梳かし、ナチュラルなスタイリングを心がけます。
前髪は目にかからない長さにするか、横に流します。サイドの髪は耳にかけるなどして、顔やフェイスラインを隠さないようにしましょう

女の子の場合も、オーディションで志望する配役が決まっているときは、イメージに合わせて髪を結んだり、巻いたりなど、ヘアセットをおこないます。
この場合もスタイリング剤を 使用する場合は分量に注意し、清潔感を失わないようにしましょう。特に髪が長いお子さまの場合は、ヘアセットをすると撮影中も髪が乱れず、清潔感のある仕上がりをキープできます

ご家族様がヘアメイクをおこなうのが難しい場合は、ぜひプロのヘアメイクアップアーティストによるヘアメイクオプションをご活用ください。

子どもの魅力を引き出し、宣材写真で差をつけよう

この記事では、基本的な構図から始まり、ポーズや表情のコツまで撮影のポイントを詳細に解説し、キッズモデルや子役のオーディション写真を撮影したい親御さんに役立つ内容をご紹介しました。

効果的な撮影方法を実践する、お子様の個性や魅力を最大限に引き出すことができます

そしてなにより、キッズの宣材を成功させるためには、被写体となるお子様が自信を持って、撮影を楽しむことが大切です。

この記事でお伝えした撮影のポイントを参考に、ぜひ宣材撮影に挑んでみてください。

この記事はわたしたちが制作しました
EDITOR小泉 愛理

この記事の編集を担当いたしました。Webライターとして10年弱活動してきた経験を活かし、編集者としてより読みやすい記事作りを心がけています。

ENGINEER / WRITER首藤 藍子

この記事の執筆を担当いたしました。公式サイトのWebエンジニアとして活動中です。全国の写真館をはじめとした公式サイトやオウンドメディアなどを調査することで得た知見を活かし、より読みやすい記事作りに取り組んでいます。

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